『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』刊行記念トークイベント 木内俊彦×加藤耕一 いま、建築から空間を考える意味とは?
『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』刊行記念トークイベント
木内俊彦×加藤耕一 いま、建築から空間を考える意味とは?
日時 2025年5月14日(水)19:00-21:00(18:30開場)
場所 発酵するカフェ麹中
住所:東京都文京区本郷 2-35-10 本郷瀬川ビル 1F
定員 35名(先着申込順)
参加費 1500円(1ドリンク付)
参加方法 Peatixから申し込み
概要
建築の空間とは何か? それを問う空間論にいま意味はあるか? この本では、20世紀を代表するイタリアの建築家カルロ・スカルパ(1906-78)の作品と、彼の拠点であったヴェネツィアを主な手がかりに、建築空間の魅力、歴史、そしてその危険性について考えました。 今回のトークイベントでは、著者の木内俊彦が本の概要を紹介した後、建築史を専門とする加藤耕一を迎え、建築が人々に与える影響や、いま空間を考える意味などについて、スライドでスカルパ、ヴェネツィア、名建築等の様々な具体例を検討しながら、ざっくばらんに、かつ真剣に語り合います。
タイムスケジュール
18:30開場
19:00〜19:30 著者による書籍紹介(ミニレクチャー形式)
19:30〜20:30 対談 木内俊彦×加藤耕一
20:30〜21:00 質疑応答&懇親会
登壇者
木内俊彦
『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』著者。dsdsA(持続空間建築研究所)代表。専門は建築論、建築設計。横河設計工房、東京大学助教・主任研究員等を経て現職。著書に『もがく建築家、理論を考える』(共編著、東京大学出版会、2017)、『これからの建築理論』(共編著、東京大学出版会、2014)、『建築の「かたち」と「デザイン」』(共著、鹿島出版会、2009)など。オンライン講座Four Facets of Contemporary Japanese Architecture(現代日本建築の四相)シリーズ(東京大学、2016-2023)の編集・制作を担当。
加藤耕一
東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻教授。専門は西洋建築史、建築理論。著書に『時がつくる建築:リノベーションの西洋建築史』(東京大学出版会、2017)、『ゴシック様式成立史論』(中央公論美術出版、2012年)、『「幽霊屋敷」の文化史』(講談社現代新書、2009)など。訳書にH.F.マルグレイヴ『近代建築理論全史 1673-1968』(監訳、丸善出版、2016)、P.デイヴィース『芸術の都 ロンドン大図鑑 英国文化遺産と建築・インテリア・デザイン』(監訳、西村書店、2017)など。