本郷のスギコダマ展―何かに触れて―

日本は木の国だ、と言われる。中でも、杉は日本の固有種で、昔の生活道具はほとんど杉でできていたので、私たちの意識と切っても切り離せない存在だった。近年、情報技術が進み、私たちは何かに触れることなく、触れたような気になることができる。今後さらに、意識と裏腹に物質は身体から離れていく、その傾向は強まっていくだろう。

樹齢数百年の杉から削り出されたスギコダマは不思議な物体だ。触れると言葉にならない感情が自分の内側から湧きあがる。触れているひと時は、日頃のストレスで傷ついた心の隙間が埋まっていくような、安心で満ち足りた充足感を得ることができる。

このたび、東京・本郷にて、2ヶ所の会場でスギコダマに触れる場を設ける。スマホを持つ手を少し休めて、何かに触れるひと時を体感しに来ていただきたい。

企画 合同会社クスキチ+有馬晋平

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会期:2025年6月21日(土)〜6月25日(水)11:00〜16:00
(会場にて展示販売行います)
オープニング*:2025年6月21日(土)16:00〜18:00
(*企画詳細決まり次第こちらでご案内します)

 

発酵するカフェ麹中

会期:2025年6月23日(月)〜6月29日(日)11:00〜16:00
メインの展示は6月28日(土)・29日(日)となります
(6月28日(土)・29日(日)は会場にて展示販売行います)
クロージング*:6月29日(日)16:00〜18:00
(*企画詳細決まり次第こちらでご案内します)

 

有馬晋平プロフィール

造形作家。1979年佐賀県生まれ。大分県在住。
主に杉の木を使った作品を制作する。
代表作である「スギコダマ」は、杉を削り出し磨き上げることで、人の五感を柔らかく刺激する。
国内外で作品展示を行い、文化施設等に作品を設置している

https://arimashimpei.com/

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